エステ関係の掲示板を見ていると『パネマジ』という言葉をよく見かける。
パネマジとは、パネルマジック、の略だ(たぶん)。
もともとの意味は、『写真の修整』、ということだろうか。
アジアンエステでこの言葉が使われたときは、
スタッフ嬢の写真の修整があまりにも甚だしい(うまい)ので、実物と同じ人には見えない
という意味に使われる。
マジックのように鮮やかに別人に変身している、というニュアンスでよいだろうか。
言葉の使用方法としては、
パネマジがある、パネマジがない、といった使い方だ。
パネマジがひどい、と言った場合は、「実物よりもかなり良い方に写真を修整して変えている」。
すなわち、「実物のほうが、(写真に比べ)かなりひどい」という意味だ。
けっして、「修正された写真が、(実物より)ひどい」、「修正の仕方が下手」という意味ではない笑。
逆パネマジ、という言葉があるかどうか知らないが、もしあれば、修正された写真よりも、実物のほうがよい、という場合を指すだろう。
パネマジがひどい場合、客としては、写真指名やネット指名をして、いざ本人に対面してみると、あまりの落差にがっかり、となる。
『やられた、騙された!』 とすら、思うこともあるだろう。
確かに、写真と本人が同一人物であるのはわかるが、ここまで修正するか、と言いたくなることがある。
エステファン/風;:/俗ファンなら、誰でも一度は、そういう経験があるはずだ。
はっきり言って、そういうときは、店に不信感を持つこともあろう。
ときには、なにもここまで修正しなくてもいいのに、実物だっていけるのに、と思うこともある。
なぜ、店は、そんな大胆な修正をするのか。
一番の意図は、当然ながら、
①集客をあげるため、スタッフをできるだけ綺麗に見せたい、
という目的だ。
HPに載せるにせよ、店頭のアルバム写真にするにせよ、綺麗なほうが客が来るから。
店頭で、写真だけ見て帰る客もいるし。
店としては、それだけは避けたい。
これらは、誰でもわかる理由だ。
が、パネマジをする目的は、実は、それだけではない。
②HPに顔をそのまま載せるのは、いろいろな意味で危険が多い。
いくら女の子の名前が源氏名であり、しかも、外国人とはいえ、やはり悪用のおそれがある。
嬢が街を歩いていて、見知らぬ客に見つかってしまったら、それはそれで、都合が悪い。
本人もできることなら、顔を出したくはないだろう。
なにしろ、エステの多くは、仮に表向きは抜きなしでも、実際、風*;/俗とかわらない店が多いから。
しかし、最近のネット上のエステファンは、店に対する要求が厳しい。
「HPで顔写真を載せてない店は、自信のない店。よくない店。」
とか平気で言う。
多くの客に来てほしいと考える店は、そういう客の要求を無視できない。顔写真は必須だ。
というジレンマのもと、
HP写真には、本人が同定されない程度の修正を入れている、という場合が多い。
こういう、やむを得ない理由もあるのだ。
※旦那に隠れてこっそり働いている嬢もいるからね。旦那バレ、家族バレを防止するという意味もある。
パネマジくらいで、旦那を騙せるか、というと、それは無理があるかもしれないが笑。
もちろん、写真を『本人が同定されない』程度に修正してしまったら、顔見せ写真の意味がないwww
矛盾はしているけれど。
しかし、それはそれとして。
もしも、こういう理由でパネマジをするのであれば、その店は、女の子を大事にしている店とも言える。
客から見ても、別人の写真を使う店よりは、良心的かもしれない。
さらに、店がパネマジをする、もうひとつの理由がある。
すべての店がここまで考えているわけではないが、一部の店では、
③なるべく在籍スタッフの写真のレベルをそろえて、写真指名が均等になるようにしたい
という意図がある。
なぜなら、店の本音としては、
Ⅰ (スタッフ嬢不足等で嬢全員を継続して雇いたい状況であれば)写真指名は均等が好ましい。
Ⅱ (スタッフ不足でないなら)初回客、非常連客は、なるべくリピートのとれる嬢につけたい。
補足説明すれば、
我々客は、気軽に写真指名するし、店にとっても、原則それで差し支えないのだが。
実際、店(店長やママ)とスタッフ嬢との間のトラブルで多いのが、写真指名をめぐるトラブルだ。
詳しい事情は、また別の記事に書くとして。
写真指名が偏ると、店と嬢、もしくは、嬢同志の間でトラブルの元になる。
写真指名は、当然、写真がきれいに撮れている嬢に人気が集まるわけで。
店の在籍スタッフには、かわいい子、かわいくない子がいるし、
また、写真写りのいい子、そうでない子がいるから、
どうしても、写真指名は、嬢によって偏りが生じてしまう。
ある特定の嬢に写真指名が集中すれば、写真指名が少ない嬢は不満を抱く。
なにしろ、自分の収入に直結する話だから、嬢も真剣だ。
フリー客を嬢につけてあげないと、その嬢は店をやめてしまうだろう。
店としても、やめてもらっても構わない嬢なら、写真指名は少なくてもいいが。
その嬢が新人嬢だったり、スタッフ不足のときは、なるべく、写真指名は均等になってほしいわけだ。
さらに、店の本音としては、初回客や非常連客は、リピート率の少ない嬢にはつけたくない。
初回客は、できることなら、リピート率の高い嬢に回したいのが本音だ。
そうやって、その客をとりこみたいのだ。(※1)
といった場合、写真指名は多いがリピートの取れない嬢は、店としては最悪だ。(※2)
逆に、リピート率は高いけれど、写真うつりが悪く、写真指名の少ない嬢もいる。
というときに、後者の写真指名を増やすためにも、パネマジをしないといけないと、店も思うわけだ。
という背景があるので。
店としては、スタッフ写真は、どの嬢も見た目同じくらいのかわいらしさにしておくのが無難なのだ。
元がきれいな嬢は、少しだけ。そうでない嬢は、それなりに・・・じゃなくて大胆に・・・修正する。
そのため、ある種の嬢は、ひどいパネマジをせざるを得ない場合がある。
そういうことになるのだ。
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もちろん、②③の理由にしても、単に店の都合であって、客には関係ないといえば関係ない。
客の都合だけいえば、②③の理由があったとしても、パネマジなんていらない、と思うのは当然だ。
しかし、パネマジは、けっして、客を騙すことだけが目的でない。
パネマジをやる店=悪い店、と決めつけるのはかわいそうだ。
中には、見た目は悪くても、サービスがよくて素敵な嬢もいる。
だから、パネマジくらいは、大目に見てあげるべきじゃないかなって個人的には思うのだが。
皆さん、どうだろうか。
やっぱりパネマジは許せないですか?
(了)
※1 そうやって、その客をとりこみたいのだ。
リピートゼロ、という嬢も中にはいる。
そのような嬢に初回客をつけたとして。その客が、またその店にフリーで来てくれればよいが。
もう2度と来なければ、それまで。店としては損失だ。
できれば、初回客は、リピート率の高い嬢につけて、その客にリピートさせたい。
そして、その客が、同じ嬢にリピートすれば(指名でまた来れば)それでOK。
そのうち、別の嬢に入ってくれるかもしれないし、そうなれば常連化だ。
その客を取り込んだということ。
※2 といった場合、写真指名は多いがリピートの取れない嬢は、店としては最悪だ。
ネットでその嬢の写真を見て客(初回客)が来てくれるなら、店としても必ずしも最悪とはならないが。
フリーで来た客が、店頭で写真を見て指名し、しかし、リピートしない、ということが多いような嬢は、店にとっては最悪だろう。